人工芝の水はけをよくする方法は?梅雨入り前に行っておくべきおすすめの対策

人工芝って雨に弱いの…?
梅雨前に気になる水はけの不安、今のうちに解消しませんか?
「せっかく人工芝を敷いたのに、これから梅雨…大丈夫かな?」
「人工芝って雨が降ると水はけ悪いって聞いたけど、うちもそうなる?」
「水が溜まって、ゴキブリやカビが発生したら嫌だな…」
梅雨を前にして人工芝の水はけが気になっている方も多いのではないでしょうか?
実はこの「水はけ、大丈夫かな?」という不安、とてもよくあるお悩みなんです。
でも安心してください!
人工芝の水はけは、正しい知識とちょっとした雨対策で、しっかりと改善できます。
この記事では、
- 「人工芝=水はけが悪い」は実は誤解
- 水はけの良い人工芝と水はけの悪い人工芝の違い
- 敷いた後からでも間に合う、人工芝の雨対策&水たまり予防法
- 梅雨後のお手入れ方法
- 人工芝施工前に確認!水はけをよくするお庭のポイント
について、累計施工件数1,000件超えの人工芝専門店の芝助が分かりやすく解説していきます。
「人工芝=水はけが悪い」は誤解です
人工芝の水はけに不安を感じている方の多くは、「人工芝ってシートみたいなものだから、水が溜まりやすいんじゃ…?」というイメージを持っているかもしれません。
でも実はこれ、ちょっとした誤解なんです。
最近の屋外用人工芝は、水がスムーズに地面へ流れるよう設計されているので、雨が降ったからといって何日も湿っていて乾かないということは原則ありません。
ただし、品質の良くない人工芝を選んでしまったり、下地づくりがいいかげんだったりすると、水はけが悪くなったり、せっかく敷いた人工芝が凸凹になってしまうケースも。
そうならないためにも、本記事では、水はけの良い人工芝と水はけの悪い人工芝について解説していきます。
水はけの良い人工芝と、水はけが悪くなりやすい人工芝の違い
水はけの良し悪しは、「人工芝そのものの性能」と「人工芝を敷く前の準備」に大きく左右されます。では、どんな人工芝や施工が水はけトラブルを防いでくれるのでしょうか?
水はけの良い人工芝の特徴
裏面にドレインホール(排水穴)が均等に空いている
出典:Amazon
排水穴が空いていると、雨水が人工芝を通り抜け、下地へスムーズに排水されます。また、排水穴があるだけで風通しが良く湿気がこもりにくくなります。
屋外使用に適した素材でつくられている(防カビ・防水仕様)
屋外用の人工芝は、雨風や紫外線にさらされる環境でも劣化しにくいよう、耐候性に優れた素材でつくられています。さらに、防水・防カビ加工が施されている人工芝なら、長時間濡れた状態が続いても、芝の間にカビやぬめりが発生しにくく、清潔な状態をキープしやすくなります。
水はけが悪くなりやすい人工芝の特徴
排水穴がない or 極端に少ない人工芝
人工芝の裏面には、雨水を地面に流すための排水穴が空いているのが一般的ですが、安価な製品の中には排水穴がまったくない、もしくは数が極端に少ないものもあります。
ホームセンターで売られている簡易タイプの人工芝
ホームセンターなどで安価に販売されているDIY用の人工芝は、短期間の使用や室内・ベランダ用に作られていることが多く、屋外で長く使うには不向きなことも。雨量が多い梅雨の時期に屋外で使用すると水たまりの原因になることもあります。
敷いた後からでも間に合う、人工芝の雨対策&水たまり予防法
施工済みの人工芝でも、水たまりを防ぐための工夫はできます。以下の方法で、梅雨を迎える前にしっかり備えておきましょう。
雨が降る前のこまめな掃除
出典:Amazon
ゴミや落ち葉をこまめに取り除いておくと、排水の流れを邪魔しません。竹ぼうきやブロワーを使って週に1回程度掃除すると綺麗なお庭を保てます。樹木が多く落葉が多いお庭は外用の掃除機をおすすめしています。家庭用掃除機だと湿った砂や砂利を吸うと壊れるため、お庭専用の掃除機を使うと安心です。
重いものは水はけにも影響!?置きっぱなしのテーブルや植木鉢に注意
人工芝の上に重い家具や植木鉢を長時間置きっぱなしにしていると、芝の毛が寝てしまい、見た目が悪くなるだけでなく、排水性も低下する恐れがあります。
また、同じ場所に何度も寝転ぶ・座るといった行動も、芝の劣化を早める原因に。水はけを良く保つためにテーブルや鉢植えの位置を定期的に変えたり、芝の毛が寝てしまったらデッキブラシで逆立てて整えたり、メンテナンスをお忘れなく。
梅雨が明けたら!人工芝のアフターケアで快適な庭をキープ
梅雨が明けたあとは、湿気・落ち葉・汚れなどが人工芝にたまっている可能性があります。そのまま放置すると、カビ・虫・雑草の原因になることも…。人工芝を長持ちさせ、気持ちよく使い続けるためにも、梅雨明けのタイミングで一度お手入れをしておきましょう。
まずはしっかり乾かす
連日の雨で水分を含んでいる可能性があります。晴れの日が続いたタイミングで、人工芝全体をよく乾かしましょう。風通しを良くするため、芝の上の家具や鉢植えも一時的に移動させてください。
ブロワーやほうきでゴミを除去
梅雨前のお手入れと同様、雨で運ばれてきたゴミを取り除いてください。ある程度、太陽で芝生が乾いた後、湿った落ち葉やゴミは、虫やカビの温床になりがち。ブロワーや竹ぼうきで、芝の間に詰まったゴミをしっかり取り除きましょう。
中性洗剤で気になる汚れをリセット
カビや泥汚れが気になる箇所には、薄めた中性洗剤を使って優しく拭き取りましょう。ただし、人工芝の種類によっては洗剤によって変色してしまうこともあるため、まずは目立たない芝の端で試してからお手入れするのがおすすめです。
毛並みを整えてリフレッシュ
雨の水圧で芝の毛が寝てしまっていたら、デッキブラシで逆立てるようにブラッシング。ふんわりとした見た目がよみがえり、排水性もキープできます。
人工芝施工前に確認!水はけをよくするお庭のポイント
人工芝の水はけをよくするためには、実は「人工芝を敷く前の準備」がとても重要です。いくら人工芝自体に排水穴が空いていても、下地の状態が悪いと、水が流れず水たまりになってしまうことも。特にDIYで施工される方は、次の3点に注意しておくことで、梅雨でも快適な庭を保てます。
対処法①:人工芝を敷く場所を水はけ良くする
人工芝の水はけを良くするためには、敷く“場所の地面自体”の水はけを改善しておくことが最も重要です。どんなに質の高い人工芝を使っても、地面に水が溜まりやすければ意味がありません。
とくに土の庭の場合、水はけの悪さは梅雨時期に大きなストレスになります。そこでおすすめなのが、山砂(やまずな)など水はけの良い土を使って地面を整えることです。
DIYで施工する方も、下地づくりに山砂を取り入れるだけで雨対策の効果がぐっと高まりますよ。
対処法②:地面をしっかり整地する
次に重要なのが、地面を「平らに整えること」。凸凹したまま人工芝を敷いてしまうと、水が溜まりやすくなるだけでなく、見た目にも不自然になってしまいます。
雑草や小石を取り除いたあと、山砂を全体に広げ、トンボや板などを使って地面を平らに均しましょう。さらに、トンボの柄や足でしっかりと踏み固めるのもポイントです。
業者に依頼すれば「転圧機」という専用機材で地面をガッチリと締めてもらえるので、より確実に美しく仕上がります。地面が聖地されていないと、地面が凸凹になり、お子様の転倒や、テーブルが傾くなど怪我のリスクも高まります。
対処法③:防草シートを敷く
雑草対策も忘れずに行いましょう。人工芝の下に「防草シート」を敷いておくことで、雑草が地面から生えてくるのを防げます。防草シートは、日光を遮って地面の発芽を抑える素材で、特に春〜夏にかけての雑草繁殖をブロックするのに効果的です。
そして、雑草があることで水はけが悪くなる原因にもなります。雑草が人工芝の下や隙間から伸びると、排水の流れを邪魔して水が溜まりやすくなったり、根っこが土を持ち上げて微妙な凸凹をつくってしまうことがあります。こうなると、せっかく整えた地面でも雨水が一部に滞留し、水たまりができてしまうのです。
FAQ(よくある質問)
人工芝の水はけについては、実際に施工を検討されているお客様からも多くのご質問をいただきます。ここでは、よくあるご相談内容とその回答をまとめました。
Q雨が降ったあと、人工芝が乾くまでどのくらいかかりますか?
A:高品質な屋外用人工芝であれば、排水穴から水が地面へ流れるため、通常は数時間〜半日ほどで自然に乾きます。ただし、下地が土や砂利で整備されていなかった場合や日陰の場合は、乾くのに時間がかかることもあります。
Q:雨のあとは毎回必ず、掃除やお手入れをしたほうがいいですか?
「毎回やるのって、ちょっと面倒…」という気持ち、よくわかります。実際、雨のたびに毎回お手入れをする必要はありません。ただ、落ち葉や泥汚れが目立つときだけ、軽く掃く・水で流すといった簡単なお手入れをしておくと、後々ラクになりますよ。
Q:DIYで敷いた人工芝の水はけが悪い場合、どうすればいい?
DIYで施工した場合、整地不足や排水経路の不備が原因のことが多いです。軽度であれば、山砂や砂利を使って水たまり箇所の地盤を調整することで改善できます。それでも解消しない場合は、専門業者に下地の再施工を相談するのが安心です。
お庭に人工芝を敷くなら、“水はけ”まで考えたプロ施工を
人工芝の美しさや快適さを長く楽しむためには、「見た目」だけでなく下地づくりがとても重要です。実は、水たまりや凸凹、芝の劣化といったトラブルの多くは、「下地の施工不良」が原因。せっかく素敵なお庭にしたのに、すぐに不具合が出てしまってはもったいないですよね。
芝助(しばすけ)では、人工芝を美しく仕上げるための地盤改良から徹底。山砂ではなく、独自に配合した締まりの良い改良土を使って、凸凹しにくく、水はけの良いお庭を実現しています。
さらに、
- 雨水桝との高さ調整・勾配設計で水はけをサポート
- 雨水桝の蓋にもくり抜いた人工芝を貼って見た目もきれい
- 転圧機や左官コテを使ったプロの整地技術
- 安心の10年保証
など、細部まで妥協のない施工が芝助の強みです。「人工芝の見た目も、水はけの快適さも、アフターフォローもどちらも妥協したくない」そんなあなたの理想のお庭を、一緒に形にしませんか?