DIYにはロングパイルは不向き?ロングパイル人工芝と普通の人工芝への違いを徹底解説

人工芝にはさまざまな種類がありますが、その中でも最近よく耳にするのが「ロングパイル人工芝」。
でも実際、「ロングパイルって何?」「通常の人工芝と何が違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では人工芝施工1,000件超の人工芝専門店の「芝助」がロングパイル人工芝の特徴や用途、通常タイプとの違いまで、わかりやすく解説します。人工芝選びで後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。
ロングパイル人工芝とは?
芝丈(芝の長さ)が長いタイプの人工芝を、一般的に「ロングパイル人工芝」と呼びます。一般的に芝丈が50mm〜70mm程度の長さのものを指します。
ロングパイル人工芝は、施工時に充填剤(ゴムチップや砂など)を芝の中に詰める必要があるため、専門業者による施工が主流で、家庭でのDIYにはあまり適していません。
また、ロングパイル人工芝は、芝丈が長く耐久性があることも特徴です。そのため、サッカーやフットサルなどのスポーツ施設で多く採用されています。
実際に通常とロングパイル人工芝を見比べた場合、違いは一目瞭然です。
ロングパイル人工芝の特徴
- 50mm〜70mmの長さが主流
- クッション性が高い
- フカフカしているので怪我をしにくい
- 耐久性が高い
- 一般的な人工芝よりも料金が高額(クッション材を入れるため大がかりな施工が必要)
- 熱がこもりやすい
ロングパイル人工芝の使用用途
- フットサルコート
- サッカー場
- ラグビーコート
- アメリカンフットボール場
- テニスコート
- 野球場
【比較表】ロングパイル vs 通常の人工芝
項目 | ロングパイル | 家庭用人工芝 |
---|---|---|
芝丈 | 約50〜70mm | 約30〜40mm |
クッション材 | 必須(ゴムチップなど) | 基本なし |
用途 | テニス・フットサル・サッカー・野球場などのスポーツ施設 | 庭・ベランダ・ペットスペースなど |
見た目 | フカフカでスポーツ向き | 見た目がリアルで景観向き |
施工難易度 | 高(専門業者必須) | 中〜低(DIYも可) |
コスト | 高い | 比較的手頃 |
DIYに最適な人工芝の芝丈は?初心者向けの選び方
人工芝をDIYで敷こうと考えたとき、「どの芝丈が一番使いやすいの?」と迷っていませんか?
実は、芝丈は見た目のリアルさだけでなく、歩きやすさ、寝転んだときの快適性、そして掃除のしやすさにも関わる大事なポイントなんです。
結論から言うと、DIYで使うなら、芝丈30〜40mmが主流です。この範囲の芝は「見た目と機能のバランス」がよく、お庭やベランダ、子どもの遊び場やペットのスペースなどにも扱いやすいため、初めて人工芝を敷く方にもおすすめです。
ショートパイル(〜30mm)
特徴
サラッとした手触りで、掃除がしやすい。
向いている用途
室内、ベランダ、イベントスペースなど。
メリット
ゴミや汚れが芝に絡みにくく、歩きやすい。掃除も簡単。
注意点
クッション性は低めなので、転倒時の衝撃緩和には不向き。
中芝(30mm〜50mm)
特徴
自然な見た目と、ほどよい柔らかさのバランスが魅力。
向いている用途
庭全体に敷いたり、子どもやペットが遊ぶスペースにも最適。
メリット
適度なクッション性があり、日常使いにちょうどいい使用感。
注意点
使用頻度が高いと芝が寝やすくなり、見た目や肌触りが変化しやすい。
ロングパイル(50mm〜)
特徴
見た目にフカフカ感があり、高級感のある仕上がりに。
向いている用途
テニス・フットサル・サッカー・野球場などのスポーツ施設や広めのグラウンド。
メリット
衝撃吸収性が高く、運動時の転倒にも安心。足腰にもやさしい。
注意点
芝が長い分、整備に手間がかかる。ゴミも絡みやすいため、定期的なお手入れが必要。
ロングパイル人工芝はDIYでは不向き
ロングパイル人工芝は、サッカーやラグビーなどの激しいスポーツに耐える設計で、芝丈は50〜70mmと非常に長くなっています。ゴムチップなどのクッション材が内部に充填されており、プレー中のケガを軽減する構造です。加えて、摩耗や紫外線への耐性も高いため、多人数が頻繁に使用する場所でも長く使えます。
対して、家庭用人工芝は30〜40mm前後の芝丈が主流。見た目のリアルさと扱いやすさに配慮された設計で、庭やベランダ、ペットスペースなど、日常的な用途にちょうどいい手軽さが魅力です。施工も比較的シンプルで、DIYにも向いています。
このように、見た目が似ていても「使用目的」と「施工精度」が大きく異なるため、人工芝選びでは何に使うのかを明確にすることが何より大切です。
特にロングパイル人工芝は、プレーの安全性や競技の質を左右するため、プロの施工が前提。高機能である反面、施工やコスト面での検討も欠かせません。
ロングパイル人工芝の施工は専門業者に任せよう
お庭用人工芝と異なり、スポーツ用人工芝では下地はコンクリート、アスファルト舗装が一般的になり、別業者(地元の建設会社等)が行うのが一般的です。
スポーツ用人工芝に慣れている建設会社ならいいのですが、慣れていない業者が下地を施工すると綺麗に芝を敷くことが出来なくなります。そこで、芝助のような人工芝専門店が、下地を施工する業者にアドバイスを行っています。
芝助監修ロングパイル人工芝の施工例
【テニスコート】学校の部活動向けに、耐久性の高い人工芝コートを整備
公立高校のテニス部からご依頼を受け、ハードな練習にも耐えられる人工芝コートを新設しました。使用する芝は摩耗に強く、部活での長時間利用にも対応可能です。
また、排水性能を高めた下地設計により、雨の翌日もコートが使えると顧問の先生方からも好評です。ライン引きも正確で、公式戦にも対応できる品質に仕上がっています。
【フットサルコート】限られたスペースを有効活用
企業の福利厚生施設の一部を活用して、フットサルコートを新設。狭いエリアでもライン施工やゴール設置まで含めた一括提案により、設計から施工までスムーズに完了しました。人工芝の耐久性と安全性が高く、昼休みや終業後に多くの社員が利用されています。
【野球場】クラブチーム向けの練習グラウンドに人工芝を導入
クラブチーム向けの練習グラウンドに人工芝を導入。特にフェアゾーンの内外野周辺は摩耗が激しいため、耐久性の高い仕様で強化しています。天候の影響を受けにくくなり、年間を通して安定した練習環境が整いました。
その他の施工事例はこちら
【Q&A】ロングパイル人工芝についてよくある質問
Q1. ロングパイル人工芝を庭に使うのはアリですか?
A. 基本的にはおすすめしていません。
ロングパイル人工芝は、クッション材や地盤処理が必須となるため、施工コストも高くなります。お庭やベランダのような日常的な空間には、30〜40mm程度のリアル人工芝のほうが自然な見た目で扱いやすく、費用対効果も優れています。
Q2. ロングパイル人工芝はDIYに向いていますか?
A. DIYには不向きです。
専門的な知識と設備が求められるため、DIYには不向きです。 特に下地処理や充填材の散布が不十分だと、耐久性や安全性に大きく影響します。
Q3. ロングパイル人工芝はどこで使われているんですか?
A. 主にサッカーやフットサル、ラグビー、野球などの競技場です。
転倒時のケガを防ぐために、ゴムチップなどのクッション材が充填されているのが特徴。耐久性や衝撃吸収性が高く、激しい動きにも耐えられる設計になっています。
Q4. ロングパイル人工芝メンテナンスは大変ですか?
A. 専用の道具や対応が必要になる場合があります。
ロングパイル人工芝は、ゴムチップが沈み込んだり偏ったりしやすく、定期的なブラッシングや散布の調整が必要です。スポーツ施設などでは専用のメンテナンス機器を使うケースもあります。
Q5. 芝助ではロングパイル人工芝の施工も対応していますか?
A. はい、対応しています。
芝助では、競技施設から学校・企業の福利厚生スペースまで、用途に合わせたロングパイル人工芝の施工の監修を行っております。専門業者や建設会社との連携もお任せください。
ロングパイル人工芝についてのご相談は芝助まで!
「うちのお庭には何ミリの芝がちょうどいいの?」そんなお悩み、人工芝専門店・芝助がしっかり解決します。実績1,000件以上の経験から、あなたのお庭や使い方にぴったりの芝をご提案。DIYの相談も大歓迎です!お気軽にご相談ください。