DCMの人工芝の特徴・価格・使用感は?DIYに失敗しないための初心者向けガイド

DIY愛好者の間で話題になっているホームセンターといえば「DCM」。
2021年にDCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマック、DCMサンワ、DCMくろがねやのホームセンター5社が統合。また2024年にはケーヨーデイツーとも合併し、ホームセンター業界を牽引する存在です。
また、2025年2月時点で全国661店舗を展開し、2024年には1年間で160店舗が新規オープンするなど、業界No.1の伸びを見せています。
ホームセンターDCMの特徴は、商品の豊富さだけではありません。
チャンネル登録者数4万人超のYouTube「DCMチャンネル」や、実店舗でワンちゃん撮影会など体験型イベントの実施など、家族連れで楽しめる今の時代に合ったホームセンターとして注目されています。
本記事では、DCMブランドの人工芝について、専門業者「芝助」が実際に検証し、特徴や価格、使用感を解説します。
DIY初心者の方でも安心して選べるように、プロの視点からメリット・注意点を整理しました。
ホームセンター「DCM」が選ばれる4つの理由
出典DCM株式会社
1. DIYに強い!体験型のホームセンター
DCMはDIYの楽しさを広げるために、さまざまなカルチャー教室やイベントを開催しています。DIY教室に参加すると、プランターやベンチ、季節の飾り物などを2〜3時間で作ることができます。
また、1,000円以上の購入で使える「DIY専用スペース」も用意されており、工具や塗料などを自由に使って、創作に没頭できる環境が整っています。
2. 家族で楽しめる仕組みがある
一部店舗には、子どもが安心して遊べるキッズスペースや自然素材を使った「木のボールプール」など、設置されています。買い物中のちょっとした休憩にもぴったりなので、家族揃ってお買い物を楽しめます。
3. 独自開発のオリジナル商品が充実
DCMブランドの商品は、単なる仕入れではなく、開発から販売までを自社で一貫して担当しています。2万6千人を超えるスタッフからアイデアを募り、現場の声をもとに商品化されているため、使いやすさや機能性に優れています。
4. 品質と価格のバランスが良い
DCM独自ブランドは、高い機能性を持ちながら手に取りやすい価格設定が魅力です。品質も値段も妥協したくない商品を探している方にぴったりです。
DCMのオリジナルの人工芝「防草・透水人工芝」の特徴
DIYに力を入れているDMC。2020年2月より、DCMブランドの人工芝「 防草・透水人工芝」の販売をスタートしました。
防草・透水人工のサイズは4種類。お庭のサイズに合わせた大きさをチョイスできます。芝丈は約35mmと全サイズ共通で、耐用年数の記載はありません。
それぞれの価格は以下のようになります。
サイズ | 価格(税込) | 芝丈 |
---|---|---|
1m × 1m | 3,058円 | 約35mm |
1m × 2m | 5,478円 | 約35mm |
1m × 5m | 12,980円 | 約35mm |
1m × 10m | 25,080円 | 約35mm |
※価格は2025年9月時点の情報です。
①雑草が生えにくい!透水穴なし構造
従来の人工芝では、排水のために裏面に「透水穴」が必要でした。しかし、その穴から光が入り、雑草が生えてくる問題がありました。
DCMの人工芝は、裏面に不織布を使用し、基布全体から水を透過する設計。そのため、水抜き穴が不要となり、雑草の発生を防ぐことができます。
②雨の日も安心の透水性
不織布素材により、水はけが抜群!水たまりができにくく、乾きも早いため、雨の日のベランダやバルコニーでも快適に使えます。
③ペットやお子さまにも安心な素材
芝生部分から裏面まで、鉛や重金属を含まない素材を使用。100%リサイクル可能なエコ設計で、環境にも配慮されています。
DCM「防草・透水人工芝」実際の口コミのまとめ
2025年08月01日時点のマイベストの口コミをまとめました。
◎高評価ポイント
- 芝の密度が高いのでふわっとした踏み心地
- 裏面が不織布で透水・防草の工夫がされているので、雑草が生えにくい
- UV加工済みで紫外線で劣化しにくいので屋外でも使える
- はさみで簡単にカットできる
▲気になるポイント
- 色が鮮やかすぎて自然なグラデーションがない
- テカテカとした光沢でプラスチック感が目立つ
- 耐用年数は不明
人工芝専門業者「芝助」の代表がDCMの人工芝を実際に検証
DCMブランドの人工芝「 防草・透水人工芝」をレビューをするのは、人工芝専門業者「芝助」の代表。実際にDCMの人工芝を購入し、自ら検証を行った結果をまとめました。専門の立場から、使い心地や品質について率直にお伝えします。
◎高評価ポイント
この人工芝の最大の特長は、基布(裏面)の「透水穴(排水用の穴)」を排除し、不織布素材を採用している点にあります。
一般的な人工芝では、排水のために穴が開けられていますが、この商品は基布全体から水を抜く構造となっているため、非常に優れた水はけ性能を発揮します。
さらに、透水穴がないことで地面に光が届かず、雑草が生えにくいため、防草シートが不要になるのも大きなメリットです。
特におすすめしたいのは、愛犬との暮らしを快適にしたいと考えている方です。通常の人工芝では、犬がおしっこをした際に、水で流しても臭いが人工芝やその下の防草シートに残ってしまうことがあります。
しかしこの商品は、透水性が高く、そもそも防草シートが不要な構造のため、臭いがこもりにくく、衛生面でも非常に優れていると感じました。(犬がおしっこをした後は、たくさんの水で流すのがおすすめなので、下地は水はけの良さが大切です。)
また、基布が柔らかい不織布素材なので、施工のしやすさもポイントです。ハサミで簡単にカットできるため、DIY初心者でも扱いやすく、特にベランダやバルコニーといった限られたスペースでの施工に向いています。天然ゴムを使用していないため、ラテックスアレルギーの方にもおすすめです。
柔らかい基布は、タイルなどの床材を傷つけにくく、集合住宅にお住まいの方でも安心して使えるでしょう。
芝丈は約35mmとクッション性が高く、肌触りも快適。踏み心地がふわっとしていて、小さなお子さまやペットにも優しい印象を受けました。
気になる点としては、まず見た目の自然感です。全体的にやや青みが強く、グラデーションも少ないため、リアルな景観を重視する方には少し物足りなさを感じるかもしれません。
また、表面に光沢があり、光の当たり方によってはプラスチックのようなテカリが目立つ場面もありました。
不織布は基布が薄く柔らかいぶん、通常の基布(ゴムなど)と比較したときに、下地の状態が表面に出やすく、耐久性が弱いデメリットがあります。下地が凸凹していると水が溜まりやすくなるため、整地作業はしっかりと行う必要があります。
また、人工芝自体が非常に軽いため、施工中にズレやすく、やや施工難易度が高いと感じる場面もあるかもしれません。
価格帯についても、ホームセンター系人工芝の中ではやや高めの部類に入りますが、防草シートが不要であることや透水性能の高さを考慮すれば、納得感のある価格設定だと感じました。
総評
この人工芝は、従来の「水抜き穴あり」構造とは異なり、透水性と防草性を両立させた全く新しい設計となっています。基布全体が水を通し、光を遮ることで、雑草が生えにくく、お手入れの手間を大幅に軽減してくれます。
とくに、ペットの排泄や衛生面を重視したい方、またDIY初心者で簡単に敷きたいという方には、自信をもっておすすめできる人工芝です。
一方で、自然な景観や高いリアルさを求める方には、やや注意が必要です。色味や質感に関しては好みが分かれる部分もあるため、設置場所や使用目的をよく考えて選ぶことが重要です。
それでも、全体としての機能性と施工性を評価すると、非常に完成度の高い製品であると感じました。
項目 | 内容 |
---|---|
価格(税込) | 3,058円 |
芝丈 | 35mm |
芝の密度 | 中 |
見た目 | 青っぽい見た目、自然感は少なめ |
見た目評価 | ★★★☆☆ |
肌触り | ふわっと |
肌触り評価 | ★★★★☆ |
防草・透水性能 | ◎ |
価格帯 | 普通〜高 |
施工性 | 軽いため簡単、ハサミでカット可能 |
用途別メリット | 透水性抜群で防草シート不要。ワンちゃんのおしっこ対策にもおすすめ |
総合評価 | ★★★★★ |
専門業者「芝助」の人工芝が選ばれる理由
1. 天然芝に近いリアルな見た目
芝助の人工芝は、まるで天然芝のような自然な景観を追求して開発されています。その実現のために、緑色の芝葉だけでなく、枯れ葉も再現しています。単調にならないナチュラルな印象に仕上がります。
さらに、テカリ防止抑制機能を加えることで、人工芝特有の“テカテカした光沢”を抑え、よりマットで自然な質感を実現しました。
日差しの強い環境でも不自然な反射が起こりにくく、写真映えや景観とのなじみも抜群です!
2. FIFA認定工場で製造。国際基準の品質でペットやお子様も安心して寝転べます
芝助の人工芝は、FIFA(国際サッカー連盟)認定工場で製造されています。FIFA認定工場とは、その基準を満たした人工芝を安定して生産できる技術力があるとFIFAから正式に認められている製造拠点のこと。
FIFAとは、ワールドカップを主催する世界最大のサッカー団体であり、人工芝に対しても耐久性・安全性・パフォーマンスにおける極めて高い品質基準を設けています。
つまり、芝助の人工芝は、第三者機関によって品質が裏付けられた、プロスポーツでも使用できる水準の製品ということになります。
耐久性はもちろん、UV加工・静電気抑制・防炎性能なども備えており、ペットやお子さまにも安心してお使いいただけます。
3. 約10年の耐久性。長く美しさを保てる人工芝
芝助で使用している人工芝は、長期間の屋外使用にも耐えられるように開発・製造されています。
日差しや雨風にさらされる庭やベランダでも、一般的な使用環境であれば、約10年程度は景観を保ったままご利用いただけます。
さらに、定期的な掃き掃除やブラッシングなどの軽いメンテナンスを行っている方であれば、10年以上にわたって使い続けることも十分可能です。
人工芝の下地処理や施工精度が高いほど、芝のよれや凹凸、芝糸の倒れも起きにくく、美観の持続力が変わります。
安価な人工芝を数年ごとに敷き直すよりも、初期コストはやや高くても、長持ちする高品質な人工芝を選んだ方が結果的にコストパフォーマンスが良いという声も多くいただいています。
4. DIY初心者さんも安心!LINE・メールによる無料サポート
人工芝を自分で敷こうとしたときに、「どの向きに敷けばいいの?」「下地はどのくらい整えたらいい?」「道具は何が必要?」といった疑問が出てくる方はとても多いです。
芝助では、そんなDIY施工時のお悩みにもしっかり寄り添えるよう、ご購入者さま限定で「LINE・メールによる無料サポート」を何度でもご利用いただけます。
施工に必要な道具や、施工時の注意点、敷地に合わせたアドバイスなどを、お客様の現場に合わせて個別にお答えします。
DCMと芝助の人工芝。DIYにはどっちが向いてる?目的別に整理しました
人工芝とひとことで言っても、その特徴や向いている用途はさまざまです。選ぶべき人工芝は、「何を重視するか?」によって大きく変わってきます。ここでは、DCMと芝助、それぞれの強みを活かせるシーンを整理してご紹介します。
まずは気軽に試してみたい方におすすめ:DCMの人工芝
「とりあえず人工芝を試してみたい」「ベランダや一部スペースを短期間だけきれいに見せたい」そんな方には、DCMの人工芝がぴったりです。
軽量でカットしやすく、DIY初心者でも扱いやすいのが魅力。防草シートが不要な構造や、豊富なサイズ展開も使いやすさにつながっています。
見た目や耐久性には少し物足りなさがあるものの、必要最低限の機能を備えながら価格も手頃なため、コストを抑えて気軽に試したい方におすすめの選択肢です。
ペットを飼っている方におすすめ:芝助の人工芝
DCMは市販品として一定の水はけと価格の手軽さがあります。ですが、芝助の人工芝はプロ仕様の水はけ設計と高い耐久性、安全性まで考え抜かれています。コストはかかりますが、大切なペットと快適に過ごしたいご家庭にこそふさわしい選択肢といえます。
景観やクッション性にこだわりたい方におすすめ:芝助の人工芝
芝助の人工芝は、“見た目の美しさ”と“踏み心地の良さ”の両方にこだわって作られたプロ品質の人工芝です。
まず、景観面では、単調なグリーンではなく、複数の芝色(明るい緑・深緑・枯れ芝の差し色など)を織り交ぜたグラデーション設計を採用。
さらに、テカリを抑える特殊加工によって、人工芝特有のプラスチック感がなく、日差しの下でもマットで自然な質感を保てます。
クッション性についても、高密度な芝糸と適度な芝丈(30mm・40mm)により、歩いたときのふわっとした感触が気持ちよく、ペットやお子さまの遊び場としても安心です。
長く使いたい!DIYに失敗したくない人におすすめ:芝助の人工芝
人工芝選びで失敗しないためには、「見た目」や「価格」だけでなく、耐久性・施工のしやすさ・サポート体制までトータルで考えることが大切です。
芝助では、LINEやメールを通じて何度でも無料でご相談可能。写真や図面を送っていただければ、プロの目線で最適な下地の作り方や芝の敷き方を丁寧にアドバイスいたします。
さらに、芝助の人工芝は約10年の耐久性があり、色あせや劣化にも強い設計。初期費用は多少かかっても、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
もし「どこに相談すればいいかわからない…」と迷ったら、人工芝専門店 「芝助」 へお気軽にご相談ください。