人工芝施工におけるジョイントテープの必要性や貼り方・継ぎ目対策を解説
人工芝を施工する際、「ジョイントテープは本当に必要なの?」「ジョイントテープの代用になるものはある?」などの疑問を感じたことはありませんか?
特にDIYで人工芝を敷く場合、コストを抑えたいという理由からジョイントテープを省こうと考える人も少なくありません。
しかし、ジョイントテープは人工芝の仕上がりや耐久性を左右する重要な資材のひとつです。
ジョイントテープを正しく使用すれば、継ぎ目が目立ちにくくなり、めくれやずれを防ぎやすくなります。
一方で、貼り方を間違えると、人工芝のでこぼこや浮きの原因になってしまうことも。
この記事では、人工芝施工におけるジョイントテープの役割や必要性をはじめ、正しい貼り方や失敗例とその対処法までをわかりやすく解説します。
人工芝のジョイントテープとは?役割や必要性について
人工芝におけるジョイントテープは、複数枚の人工芝をつなぎ合わせて地面に敷く際、裏面から人工芝の継ぎ目を固定するための専用資材です。
人工芝同士の継ぎ目部分をジョイントテープで固定することによって、接合部の隙間をなくし、一体感のある美しい仕上がりになります。
人工芝を1枚だけ敷く場合は不要ですが、2枚以上をつなぎ合わせる施工では、基本的にジョイントテープの使用が必要です。
そんな人工芝のジョイントテープには、次のような役割があります。
【ジョイントテープの主な3つの役割】
- 雑草対策
- 継ぎ目が目立たなくなる
- 人工芝がでこぼこしにくくなる
それでは、順にみていきましょう。
【ジョイントテープの役割その1】雑草対策
人工芝同士の継ぎ目に隙間ができると、そこから太陽光が入り込み、雑草が生えやすくなります。
ジョイントテープでしっかり固定することで、継ぎ目の隙間が埋められて、防草効果を高めることができます。
【ジョイントテープの役割その2】継ぎ目が目立たなくなる
人工芝は芝目の向きや人工芝同士の合わせ方によっては、継ぎ目が強調されてしまうことがあります。
ジョイントテープで裏面から固定することで、継ぎ目のずれや開きを防ぎ、自然で綺麗な見た目に仕上げやすくなります。
【ジョイントテープの役割その3】人工芝がでこぼこしにくくなる
人工芝同士のジョイント部分が不安定なままだと、継ぎ目に段差や浮きが生じ、人工芝がめくれたり、見た目がでこぼこしてしまったりすることがあります。
ジョイントテープで人工芝同士を均一に接着することで、表面の凹凸が抑えやすくなります。
ただし、人工芝がでこぼこする原因の多くは「下地づくり」にあります。
ジョイントテープはあくまで仕上がりを安定させるための重要な補助資材です。
下地が平らに整っていなければ、表面の凹凸を完全に防ぐことは難しいという点も理解しておきましょう。
人工芝に使うジョイントテープの賢い選び方
人工芝同士を繋げるためのジョイントテープは、種類や仕様によって使い勝手や耐久性が異なります。
人工芝の仕上がりや長持ち具合にも関わるため、用途に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、ジョイントテープを選ぶ際に確認しておきたいポイントを解説します。
【ジョイントテープの選び方その1】両面タイプor片面タイプ
ジョイントテープには、大きく分けて「両面タイプ」と「片面タイプ」があります。

両面タイプを使用する場合は、防草シートや下地(床面)にあらかじめテープを貼り、表面の剥離紙をはがしてから人工芝を乗せて貼り付けていきます。
施工手順が比較的シンプルなため、DIYで人工芝を敷く場合によく使用されます。
片面タイプは人工芝の裏面側にテープを敷き、その上から人工芝同士を接着していきます。
ちなみに地面が土ではなく、コンクリートの場合は両面テープもしくは、片面テープと人工芝専用の接着剤を併用する施工になります。
コンクリートの上に人工芝を設置する方法については関連記事:コンクリートの上に人工芝を設置するには?敷き方の注意点や失敗しない方法を教えます!で詳しく解説していますので、あわせてご参考ください。
【ジョイントテープの選び方その2】人工芝の大きさに幅を合わせる
ジョイントテープの幅が狭すぎると、人工芝同士の継ぎ目部分の安定感が不足して、ずれや浮きの原因になることがあります。
一般的には10cm〜15cm程度の幅のものが多く使用されますが、人工芝の厚みや設置場所の状況に応じて、十分な幅のあるものを選びましょう。
特に人の出入りが多い場所では、やや幅広のテープを選ぶことで安定性が高まります。
【ジョイントテープの選び方その3】防水性・耐久性に優れたもの
屋外で使用する人工芝は、雨や紫外線の影響を長期間受けます。そのため、ジョイントテープも屋外対応の耐久性を備えていることが重要です。
防水性が低いテープを使用すると、時間の経過とともに粘着力が弱まり、継ぎ目が浮いてしまうことがあります。
製品説明に「屋外用」「耐水性あり」などの記載があるかを確認しておくと安心です。
ジョイントテープは目立たない資材ですが、人工芝の仕上がりや耐久性を左右する重要なパーツです。
自宅の施工環境や人工芝の仕様、大きさに合わせて選ぶことを意識しましょう。
ジョイントテープの代用として使えるもの
「ジョイントテープを買わなくても、家にあるもので代用できないか?」と考える人もいるかもしれません。
結論から言うと、応急的な対応として代用できるケースはありますが、屋外で長期間使用する人工芝の場合、専用品を使うほうが安心です。
代表的な代用品としては、粘着力の強い養生テープやウレタン系の接着剤などが挙げられます。
【ジョイントテープの代用品その1】粘着力の強い養生テープ
粘着力の強い養生テープや両面テープを使って、人工芝同士を貼り合わせることは可能です。
ただし、屋外では雨や紫外線の影響を受けるため、粘着力が低下しやすく、人工芝の継ぎ目が浮いてしまう可能性があります。
特に長期間の使用を想定する場合には、耐久性の面で不安が残るため、応急処置や、屋内での小さなスペースで活用するのが良いでしょう。
【ジョイントテープの代用品その2】ウレタン系接着剤
ウレタン系接着剤を使って人工芝のジョイント部分を直接固定する場合は、ある程度の技術が必要です。
接着剤の使用はジョイント部分の強度を高めるうえでは有効ですが、塗布量や乾燥時間を誤ると、仕上がりに影響が出ることがあります。
また、人工芝同士が一度くっついてしまうと、やり直しが難しいため、DIY初心者の場合は注意が必要です。
ちなみに、人工芝専門の施工業者ではウレタン系接着剤を使用したジョイント施工が一般的になります。
ジョイントテープの代用品は使えないわけではないものの、耐久性や仕上がりの安定性を考えると、なるべく使用を避けたほうがトラブルを防ぎやすいといえます。
特に屋外の施工や広い面積の人工芝同士を繋げる場合は、専用品を使うことをおすすめします。
人工芝を繋ぐジョイントテープの正しい貼り方
ジョイントテープを正しく使用することで、人工芝の継ぎ目が目立ちにくくなり、ずれや浮きを防ぎやすくなります。
ここでは、DIYでも実践しやすい基本的な人工芝のジョイントの手順を紹介します。
人工芝同士をジョイントテープで繋げる手順は、次の通りです。
人工芝のジョイントテープの正しい張り方
- 人工芝を仮敷きする
- 人工芝のジョイント部分をめくる
- 人工芝にジョイントテープを敷く
- 人工芝同士を元に戻して接着させる
- 圧着して馴染ませる
- 最後に釘(ピン)で固定する
それでは、順にみていきましょう。
【ジョイントテープの貼り方その1】人工芝を仮敷きする
まずは人工芝を実際に敷く位置に仮置きします。
この時に芝目の向きが揃っているかを必ず確認しましょう。
芝目の方向がバラバラだと継ぎ目が強調されて、見た目の美しさが損なわれてしまいます。
また、人工芝同士をぴったりと合わせつつ、強く押し付けすぎないように調整します。

【ジョイントテープの貼り方その2】人工芝のジョイント部分をめくる
継ぎ目部分を中心に、人工芝を両側から観音開きになるように少しめくります。
あらかじめ人工芝がジョイントテープに巻き込まれないよう、養生テープを使って外側に人工芝の芝目を寝かせておくと安心です。


【ジョイントテープの貼り方その3】人工芝の下にジョイントテープを敷く
人工芝を両側にめくった部分の中央にジョイントテープを敷きます。
テープの位置がずれてしまうと接着が弱くなることがあるため、テープの中心が人工芝同士の継ぎ目にくるように配置するのがポイントです。
ジョイントテープが両面タイプの場合は、あらかじめ下地に貼っておき、片面タイプの場合は人工芝裏面側にテープを敷きます。
片面タイプでは敷いている最中にテープの位置がずれたり波打ったりしないよう、テープの端と端をピンで固定しておくと安心です。

【ジョイントテープの貼り方その4】人工芝同士を元に戻して接着させる
両面タイプの場合はテープの剥離紙をはがし、観音開きにした人工芝をゆっくりと元の位置に戻します。
もし接着の際に人工芝がずれてしまった場合は、焦って一気に剥がそうとせずにゆっくりと丁寧に剥がすことで、芝を傷めずにやり直すことができます。

【ジョイントテープの貼り方その5】人工芝をテープに圧着して馴染ませる
人工芝の継ぎ目部分を上からしっかりと押さえ、テープと人工芝を馴染ませます。
仕上げに手や足でジョイントテープに人工芝を押し付けて均一に圧力をかけると、接着力が安定します。

【ジョイントテープの貼り方その6】最後に釘(ピン)で固定する
ジョイントした人工芝同士の端の部分をピンで固定します。
ピンを打ちすぎると人工芝がでこぼこしてしまったり、時間の経過とともにピンが飛び出してしまったりする恐れがあります。
ピンは人工芝を敷いた端の部分のみ打つようにしましょう。

ジョイントテープでの人工芝施工の流れは、芝助のYouTubeチャンネルで配信されている以下の動画でも詳しく解説しています。
画像や文章だけではイメージしにくい部分もあるため、ぜひこちらの動画もあわせてご確認ください。
ジョイント作業の解説は動画内の「1時間2分6秒(1:02:06)」あたりから見ることができます。
人工芝のジョイントテープ施工でよくある失敗例と対処法
人工芝のジョイントテープは正しく使用することで継ぎ目が目立ちにくくなり、仕上がりも綺麗になります。
しかしDIYで施工する場合、ちょっとしたミスが原因で「継ぎ目が浮く」「表面がでこぼこする」といったトラブルが起きることもあります。
ここでは、人工芝施工でよくある失敗例とその対処法について解説します。
【ジョイントテープの失敗例その1】人工芝同士の継ぎ目が浮いてしまう

人工芝のジョイント部分が浮いてしまう原因の多くは、下地の凹凸や人工芝同士のつなぎ方にあります。
下地に小石や段差が残っているとジョイント部分が安定せず、時間が経つにつれて浮きやずれが発生しやすくなります。
こうしたトラブルを防ぐためには、人工芝を敷く前に下地の凹凸や小石をしっかり取り除いておくことが大切です。
また、人工芝同士のジョイント部分に必要以上のピンを打ってしまうと、人工芝が引っ張られて継ぎ目が浮いてしまうことがあります。
ピンはジョイントした人工芝の端の部分のみ打つようにして、必要以上に打ちすぎないよう注意しましょう。
【ジョイントテープの失敗例その2】テープがずれたり波打ったりしてしまう

ジョイントテープの位置がずれていたり、施工時に大きなシワが入ってしまったりすると、人工芝の表面が波打って不自然に見えることがあります。
ジョイントテープを貼る際は、事前にテープを設置する位置に目印を付けておくと位置がずれにくくなります。
また、テープが動かないように端をピンなどで軽く固定してから施工すると、安定して作業が進められます。
さらに、テープを一度に貼ろうとすると位置がずれやすくなるため、少しずつ位置を確認しながら慎重に作業することが大切です。
【ジョイントテープの失敗例その3】ジョイントする人工芝同士の芝目が揃っていない
人工芝には芝の向き(芝目)があり、ジョイントする人工芝同士の向きが揃っていないと、継ぎ目が目立ちやすくなります。

芝目がバラバラだと光の反射によって色味の見え方が変わるため、同じ人工芝でもジョイント部分だけが不自然に見えてしまうことがあります。
こうした仕上がりの違和感を防ぐためにも、人工芝を仮敷きする段階で芝目の方向は必ず確認しておきましょう。
人工芝の向きについては関連記事:DIYに失敗しない人工芝の正しい向きと敷き方のコツをご紹介します!で詳しく解説していますので、こちらもあわせてご参考ください。
ジョイントテープを使った人工芝施工が困難な場合
人工芝はDIYでも施工できますが、下地づくりやジョイント処理など、見栄えや耐久性といった仕上がりを左右するポイントがいくつもあります。
特にジョイント部分は施工方法を間違えると、人工芝が浮いてしまったり継ぎ目が目立ってしまったりする原因になることもあります。
芝助では、DIY専用人工芝の販売や施工に関するご相談、アドバイスを行っています。
「人工芝をDIYで敷きたいけど、施工に不安がある」、「ジョイント部分がうまく仕上がるか心配」、「庭の形状に合わせた人工芝の敷き方を知りたい」
このようなお悩みがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、芝助では丁寧な下地づくりを含めた人工芝の施工も行っているので、DIYが難しい場合や見た目をより綺麗に仕上げたい場合は、プロによる施工もあわせて検討ください。
お庭の状況や各ご家庭の希望に合わせて、最適な人工芝の施工方法を提案いたします。
ジョイントテープを正しく使って人工芝を綺麗に繋げよう
人工芝のジョイントテープは、複数枚の人工芝をつなぐ際に欠かせない施工資材です。
ジョイント部分をしっかり固定することで、継ぎ目が目立ちにくくなり、人工芝のめくれやずれを防ぐ効果があります。
また、ジョイントテープには両面タイプと片面タイプがあり、人工芝の大きさや設置場所に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
仕上がりを綺麗にするためにも、ジョイントテープを使う際は、あらかじめ下地の凹凸や小石を取り除いたり、ジョイントする人工芝同士の芝目を揃えたりするなどのポイントにも注意しましょう。
DIYでも人工芝の施工は可能ですが、下地づくりやジョイント処理などの工程によって仕上がりや耐久性は大きく変わります。
施工方法に不安がある場合は、人工芝専門業者へ相談するのもひとつの方法です。
ジョイントテープを正しく活用して、綺麗で快適な人工芝の空間をつくりましょう。













